意外とできてない? 手洗いと手指消毒

GMP

手洗い、消毒の必要性

製造エリアに入る際に必ずやることの1つとして作業衣への更衣と手洗い、手指消毒だと思います。
今回は消毒に焦点を当てたいと思います。
なぜ消毒が必要か。いくつか理由があると思いますが、1つに製造エリア内に菌、ウイルスを持ち込まないためが挙げられると思います。
GMP三原則の1つ、汚染の防止ですね。製造した製品が汚染されては問題です。
無菌製剤なら尚更です。

しかし、きちんと手を洗ったつもりでも意外と洗い残しがあったりします。また、消毒剤の量が足りないとか、すり込み時間が少ないとかもあり、きちんと消毒できていないこともあると思います。
改めて手洗い、消毒について掘り下げてみましょう・

洗い残しの多い部分

まず、洗い残しについて下記の図のように指先、爪の間、手のひらのしわ、親指の付け根、手首が洗い残しのが多い部分と言われています。あとは指の間とかもですかね。

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000076156.pdf

きちんと洗うための手順は下記の図です。

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000593494.pdf

消毒も同じような感じですね。もっと詳細に書かれたものだと回数や洗う時間とか書かれた物もありますね。

手洗い後に消毒をする場合は必ず手を乾かしてから行う必要があります。濡れたままだと消毒剤の効果落ちますからね。

まとめ

消毒の必要性は理解していても実際には意外とできていなかったりします。今一度手洗いの手順を確認し、菌を製造エリアに持ち込ませないようにしましょう。

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ちなみに消毒薬を選ぶ際はイソプロノール含有とかのものがいいです。理由は安いからですね。
成分がエタノールだけだと酒税がかかってしまうので。

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