後発品の安定供給に関連する情報の公表等に関するガイドライン(案)に対する意見募集について|e-Govパブリック・コメント
パブリックコメントの「後発品の安定供給に関連する情報の公表等に関するガイドライン(案)に対する意見募集について」に関する意見募集の実施についての詳細です。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000270516
後発品の安定供給に関連する情報の公開等に関するガイドライン案が厚労省から通知が出されました。パブリックコメントも受付ているので意見がある方は上記のURLからどうぞ。
このガイドラインでは品質が確保された後発品を安定供給できる企業が市場で評価され、結果的に優位になることを目指すとされています。
項目としては製造業者、原薬の製造国、共同開発先企業名、情報提供項目に関する情報提供のページの公表、安定供給マニュアルの作成と運用、製造余力、在庫量の確保、品目内の月次出荷実績を厚労省を報告するとともに自社ウェブサイドに掲載することとされています。
さて、こういった情報を公表することで企業の信頼性や、安定供給に対する取り組みが市場(医療機関など)から本当に評価されるのでしょうか。
確かに、昨今の供給不安で起こったこととしては、あの製品も製造委託されていたの?とか、増産するっていってもどのくらい製造されるのか、そもそも在庫状況はどうなのかなど情報がないがために混乱が大きくなったという見方もできるかと思います。そういった情報を日頃から公表されていれば判断の1つになり、対応が取りやすくなるという側面はあるかと思います。
安定供給に関して取り組んでいる企業は薬価に反映されるとのことですが、医療機関がその企業の製品を採用することになるかはまた別の話。薬価を取るのか、安定供給を取るのかでどちらをとるかは非常に気になります。正直、自分は平時に戻れば、価格を取るところが多いんじゃないかと思っています。
情報を公開することでどう評価されるのか、安定供給につながるのか、今後どうなっていくのか気にしていく必要があるかと思います。
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