選挙の結果、薬剤師候補の結果について
衆議院選挙が2月8日投開票が行われ、自民党が圧勝という形で幕を閉じました。
薬剤師候補は大阪7区の渡嘉敷奈緒美氏、京都2区藤田洋司氏が小選挙区では残念ながら敗北したものの比例復活という形で議席を獲得しました。流石に維新が強い選挙区で小選挙区を勝ち抜くのは難しいんでしょうね。とはいえ、久しぶりに自民党内から衆議院の薬剤師議員が誕生することになりました。
一方、北海道8区の中道改革連合の逢坂誠司氏敗北し、比例復活もできず落選しました。
個人的には支持していない政党ではあったんですが、過去に要職を務めており、何回も選挙を勝ち抜いていた議員だったので、当選はするだろうと思っていましたが、この結果は予想外ではあります。
今回の選挙は先述の通り、自民党が圧勝しましたが、それ以上に立憲+公明の中道改革連合が壊滅したと言えるかと思います。(元公明は多数当選して改選前より増えてるんですが。これは軒先かして母屋を取られるということかと思っています)
ほかの政党は、特に医療関係に影響が深そうなところでいえば、維新、国民民主が微増、チームみらいが躍進したことは好材料でしょうか。
今後の医療行政は?
個人的には今回の結果について、日本としてはいい方向に向くんじゃないかと期待しているところですが、医療行政としてはどうなるかは不安が残るところです。
実際に現在問題になっている供給問題や薬価についても悲観的な見方をしている人が多いように感じます。
ただ、今回の選挙の結果、医薬関係に明るい議員も多く当選し、議員として戻ってきた人も多くいます。特に、製薬産業政策に関する勉強会(通称、衛藤勉強会)に参加していた人たちは多く戻ってきたのはいい材料になるのではと思います。この勉強会では中間年改定の廃止を提言したりしてましたしね。
また、自民党の公約として製薬産業を国の基幹産業に位置づけ、創薬ベンチャーの実用化開発支援等を通じて創薬力強化を図ること、革新的医薬品を開発できる環境を整備して後発品の安定供給を図ることを公約で明記しています。
それと維新が選挙後も連立を維持するかつ閣内協力をし始めるということで、自公政権だった頃と今までとは違う流れができるのでは無いでしょうか。OTC関連とか動きが出てくるのはないかと思います。
今回の結果で、自民の政策が通りやすくなったと言えるのではないかと思います。そこに維新、国民などの野党の意見がどれだけ反映されるか、製薬業界からの意見陳情が届くのかが焦点となるのではと考えます。
まあ、今までが今までなんで、悲観的になるというのも無理はないですし、ちゃんと公約を守ってくれるのかという疑問はあります。あと、中医協の枠組みが変わらないとどうしようもないかもしれませんが。
今回の結果を受け、日薬連も声明を出しています。リンクを貼っておくのでぜひご覧ください。
www.fpmaj.gr.jp/news/_documents/2026/president-0209.pdf
まとめ
今回の選挙の結果、医療行政、製薬業界がどのように動いていくのか、まだ不透明な部分があります。中間年改定など、薬価政策はどうなるか(2027年は中間年改定確定してますが)、原薬の確保、サプライチェーンをどう構築するのか、ドラッグロス、ラグを生じさせないための体制をどう作っていくのか、医薬品の供給問題をどう解決するのかできるのかなど様々な問題を抱えている中、高市政権はどう動いてくるのか、自民党は、維新は、国民民主やその他の野党はどう主張、提案をしてくるのか、動向を見ていきたいと思います。

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